Th135/Marisa's Endings

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人間の里。

 

お祭り騒ぎは見られないが、皆黙々と仕事

をこなしている。\.

忙しそうだが、活気に溢れている様に見える。

 

魔理沙「この間までは、昼間から酒飲んで     騒いでいる奴ばっかだったのにな」

 

魔理沙「落ち着いて寂しくなったのか……\.

    それとも堅実に生きるようになって

    活気に満ちているのか」

 

魔理沙「何にしても宗教家では無い私には     何がどうなったのかよく判らんがな」

 

???「隣、いいかい?」\. 魔理沙「あー? 誰だ?」

 

魔理沙「……お前!\.

    こんな所に……!」\.

勇儀 「観客が少ないな、今日は休戦かな?」

 

魔理沙「休戦?」\.

勇儀 「ああ、毎日見に来てたさ\.

    地上で武闘会が行われているって」

 

魔理沙「ああ、見に来てたのか。\.     よく、里の人間が騒がなかったな」

 

勇儀 「お祭り騒ぎには人間も妖怪も関係無い\.

    そうだろ?」\.

魔理沙「まあ……そうなんだが」

 

勇儀 「で、今日は闘いは無いのかい?\.     いやに静かだが……」

 

魔理沙「ああ、恐らくな。\.     平和になったんだよ」

 

こころのお面は感情そのもので出来ている。\.

そのお面の数は六十六。\.

その内、一つでも失われれば感情は暴走する。

 

暴走した感情は周りに伝播する。\. 留処なく感情が溢れ、いずれ尽きる。

 

絶望渦巻く人間の里は、希望の面が失われ\. 暴走した結果、感情が尽き始めた物だという。

 

あの日の後、こころは魔理沙が持っていた 希望で仮のお面を作った。

 

それにより感情はバランスが保てるようになった。\.

そして人間は未来に希望を感じ

まともに働く様になったようだ。

 

しかし魔理沙はこうも思う。\.

希望の無い世界の方が明るく楽しかったん

じゃないのか……と。

 

希望があると人間は冒険しなくなるんじゃ ないのか……と