Th145/Kasen's Endings

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	――博麗神社\. 華扇が外の世界に旅立ってから早三日が経 とうとしていた。
	霊夢が影の人と戦ってからというもの\. 僅かに幻想郷には不穏な空気が流れ始め ていた。
	その原因はオカルトボールの噂が広まり、\. コンプリートを狙う者が増えたからだと\. 皆が感じていた。
	\c[210,180,180]霊夢　「今度こそ、ボールは頂くよ！」\. 魔理沙「だから、ボール集めは危険 　　　　なんだって」
	\c[210,180,180]霊夢　「その割にいつも持ってるじゃない」\. 魔理沙「何故か自分じゃ手放せないん 　　　　だから仕方が無い」
	\c[255,225,185]マミゾウ（仙人の奴、遅いな。\. 　　　　　このままでは誰かが集めてしまうぞい）
	マミゾウが焦れ始めたまさにその時だった。\. \c[210,180,180]？？？「待たせたな」
	\c[255,225,185]マミゾウ「随分と遅かったのう。\. 　　　　　やられたのかと思ったわい」
	\c[255,210,255]華扇　　「貴方のお土産を探すのに 　　　　　手間取っただけよ。\. 　　　　　私の用事はすぐに済んだわ」
	\c[255,225,185]マミゾウ「おっとそれは済まんかった。\. 　　　　　じゃが儂も見張っておったぞ」\. \c[255,255,255]マミゾウは霊夢と魔理沙を指さした。
	\c[255,225,185]マミゾウ「聞いていいかのう……。\. 　　　　　お前さん、何しに外の世界へ？」\. \c[255,210,255]華扇　　「そうね、ちょっと探し物に」
	\c[255,225,185]マミゾウ「ほう？」\. \c[255,210,255]華扇　　「結局、骨折り損のくたびれ儲け。\. 　　　　　やになっちゃうわ」
	\c[255,225,185]マミゾウ「そうか、面倒ごとに巻き込まれ 　　　　　たくないのでお前さんの企みは 　　　　　聞かないでおくかの」
	\c[255,225,185]マミゾウ「……じゃが、そろそろ教えて 　　　　　くれないかのう。\. 　　　　　今、何が起きているのかを」
	華扇はオカルトボールの正体を説明した。\. オカルトボールは外の世界の物質で、\. 結界を破壊する為に作られた物である。
	七つ集めると外の世界に放り出される。\. 困ったことにボールは自分の意思で手放 せないようだ。
	華扇は外の世界で出会った人間の事は 伏せる事にした。
	外の世界にあんな脅威が存在するなんて\. 広まらない方が良いと判断したのだ。\. 知ったら外と戦う事になるのかも知れない。