Th145/Koishi's Endings

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	――地霊殿\. 人間は勿論、妖怪も怨霊も寄りつかない 呪われた館である。
	\c[255,225,185]さとり「へえ。\. 　　　　それはきっと外の人間ね」\. \c[255,210,255]こいし「外の人間……？」
	\c[255,225,185]さとり「あんたはよく知らないかも知れないけど。\. 　　　　地上には色んな世界があるのよ。\. 　　　　冥界や彼岸、鬼の国や幻界……」
	\c[255,225,185]さとり「外の世界はその一つよ。\. 　　　　その中で一番怖いのはそれね」
	\c[255,225,185]さとり「幻想郷が存在出来るのも 　　　　外の世界があるからだし」\. \c[255,210,255]こいし「ふーん」
	\c[255,225,185]さとり「何それ」\. \c[255,210,255]こいし「これね、これが電話らしいよ。\. 　　　　その外の人間って奴が落としていったの」
	\c[255,225,185]さとり「あれ？\. 　　　　前に電話を見た事あるけどもっと\. 　　　　沢山ボタンが付いてる奴だった様な」
	\c[255,210,255]こいし「もしもーし。\. 　　　　今貴方の後ろにいるつもりですー」\. \c[255,225,185]さとり「だからそんなんで怖がる人居ないって」
	外の人間はこいしと出会い、逃げ帰っていった。\. 幻想郷では怖がる人のいなかったメリーさんだが\. 外の人間には効果覿面（？）だったようだ。
	妖怪、悪魔、魑魅魍魎。\. 外の人間にとって、それらはもう恐怖では無い。
	だがしかし、電話一つで\. 恐怖のどん底に落とされる事だってあるのだ。