Th12/Marisa's Endings

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Good Ending No. 03 (Marisa-A)

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#0@0  博麗神社。

#0@1  幻想郷の東の境に位置する神社である。

#0@2  境内の雪も木陰を残してあと僅かであった。

#0@3  もう桜も咲く頃だろう。

Marisa 

#0@4「まっかい~てれってれ~」

Reimu 

#0@5「随分とご機嫌ね」

Marisa 

#0@6「おう、良いことあったからな」

Reimu 

#0@7「あの宝船の事? あんた忍び込むって言っていたし」

Marisa 

#0@8「ああ、あの船なんだが、結局宝船じゃ無かったぜ」

Reimu 

#0@9「やっぱり」

Marisa 

#0@10「あの船は、魔界へ行くのが目的だったんだ。

  

#0@11そこでお仲間を助ける為に飛んでいたらしいぜ」

Reimu 

#0@12「魔界だって?

  

#0@13でも、それならなんで機嫌良いの?」

Marisa 

#0@14「私もその船に乗っていたら魔界まで連れて行かれて、 色々見つけてきたんだよ」

Marisa 

#0@15「こっちが魔石で、こっちが魔界キノコ。 それに魔界せんべいまで見つけてきたぜ。お土産屋で」

Reimu 

#0@16「魔界ねぇ。あんまり行きたくはないけど」

Marisa 

#0@17「帰りもその船に乗せて貰ったんだが、今度から いつでも魔界まで連れて行ってくれるってさ。

  

#0@18これで色んなアイテムが集められるぜ」

Reimu 

#0@19「ふーん。

  

#0@20そうかあ、宝船じゃなくて、魔界巡航船だったのね」

Reimu 

#0@21「でもその船、自由に魔界まで連れて行ってくれるなんて、

  

#0@22何でそんなに親切なの?」

Marisa 

#0@23「戦って勝ったからな」

Reimu 

#0@24「やっぱり戦ったんだ。

  

#0@25船相手に」

Marisa 

#0@26「船長とかだがな」

#0@27  魔理沙は、魔界と幻想郷の往来が自由になるように、白蓮にお願   いした。

#0@28  白蓮は魔理沙の率直な性格を気に入った様子で、船を出すくらい   造作もない、とムラサに船を動かさせた。

#0@29  また白蓮は、魔理沙も同じ魔法使いだから、何か困った事があっ   たらいつでも力を貸すと言った。

#0@30  魔理沙は「封印を解いたのは私なんだから、その位当然」といっ   た様子で、遠慮無く頼み事をしようと思った。

#0@31  それにしても、封印を解くのに使ったあのUFO。

#0@32  何故、あんな形になったのかを白蓮に聞いても要領を得ない。

#0@33  何かまだ秘密があるのかも知れない、そう魔理沙は思った。

#0@34  Ending No.03  格安魔界ツアー

#0@35   オールクリアおめでとう! 流石だね!

Good Ending No. 04 (Marisa-B)

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#0@0  魔理沙の家。

#0@1  通気性が悪く、物が高く積まれていて薄暗い。

#0@2  ここには出所、用途不明の物が数多く眠っていて、魔理沙も   うかつな物は触れない。

Marisa 

#0@3「なんだこりゃ?

  

#0@4手に入れたときは飛んでいたのに、今は全く動かないな」

Marisa 

#0@5「飛倉……って言ってたよな。

  

#0@6空を飛ぶ倉の一部かー。

  

#0@7何とかしてまた飛ぶようにならないかなー」

Marisa 

#0@8「ん?

  

#0@9このUFO、上が開くぞ?

  

#0@10中に何か入っている?」

Marisa 

#0@11「え? なんだこの小さな蛇のおもちゃ……?

  

#0@12何でこんなもんが中に入っているんだ?

  

#0@13生きてはいないようだな……」

Marisa 

#0@14「何か不気味なお宝だなぁ。

  

#0@15まあ、価値があるみたいだから良いんだけどさ。

  

#0@16もし呪われていたりしたら、霊夢に祓ってもらうか」

#0@17  UFOの中から蛇のおもちゃを取り出すと、魔理沙は驚愕した。

#0@18  なんと、UFOの形をした飛宝は、みるみる間に形を変えて   ただの木片になってしまったのだ。

#0@19  魔理沙はまさに魔法のような物を目の当たりにし、言葉を失った。   同時に感激した。

#0@20  これは確かに凄い力を秘めているに違いない。

#0@21  蛇を木片に置いたら、みるみる間に再びUFOに戻った。

#0@22  魔理沙はこれは紛れもなく宝物だと確信した。

#0@23  しかし、まだ疑問は残る。

#0@24  蛇が宝物なのか、木片が宝物なのかがよく判らない。

#0@25  魔理沙の勘では木片の方が宝物だと感じた。

#0@26  そもそもあの妖怪達は、これを飛倉の破片と呼んでいたのだ。

#0@27  当然、倉の破片っぽい物は木片の方である。

#0@28  この木片には、何か形を変える力があるのかも知れないと   色々試したが、結局、蛇以外反応する事は無かった。

#0@29  諦めかけたその時、魔理沙は驚愕の事実を知りこの上なく   動揺した。

#0@30  「こ、このおもちゃ……動く!」

#0@31  蛇は生き返ったかのように突然動き始め、そして窓に向かって   逃げ出したのだ!

#0@32  呆然とする魔理沙は、お宝は木片じゃなく蛇の方か、なんて   頭に思い浮かべつつ、蛇を追った。

#0@33  蛇は相当すばしっこく、あっという間に窓まで行ってしまった。

#0@34  そこで蛇は突然姿を変え、今度は鳥になると夜空へ消えて   行ってしまった。魔理沙は呆然とした。

#0@35  こ、これは、いったい何が起きたのか調査せねばなるまい!

#0@36  Ending No.04  続きはEXTRAで

#0@37   オールクリアおめでとう! 流石だね!

Bad Ending No. 09 (Marisa-A)

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#0@0  魔界の一角、法界。

#0@1  魔理沙は白蓮に捕らわれて帰る事が出来なくなってしまった。

#0@2  最初は良かったのだが……。

Marisa 

#0@3「退屈だー。死ぬー。

  

#0@4こんな何にもない世界なんてもう居たくないぜ。

  

#0@5早く戻りたい……」

#0@6  周りは妖怪達が穏やかに暮していた。

#0@7  争いのない世界、そんな世界は魔理沙にとって地獄であった。

#0@8 

#0@8  Ending No.09  退屈を楽しむにはまだ早い

#0@9  ノーコンティニューでクリアを目指せ!

Bad Ending No. 10 (Marisa-B)

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#0@0  魔界の一角、法界。

#0@1  魔理沙は白蓮に捕らわれて帰る事が出来なくなってしまった。

#0@2  最初は良かったのだが……。

Marisa 

#0@3「お宝を手に入れても、ここから戻れないんじゃ 何の役にも立たん。

  

#0@4調べる手段が無いじゃないか」

#0@5  お宝に眼が眩み、退路を断たれていた事に気付かなかったのが   敗因だった。

#0@6  今は、元の世界に戻る事だけを考える事にした。

#0@7  Ending No.10  石橋を叩いて、他人に渡らせる

#0@8  ノーコンティニューでクリアを目指せ!