Th12/Reimu's Endings

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Good Ending No. 01 (Reimu-A)

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#0@0  博麗神社。

#0@1  幻想郷の東の境に位置する神社である。

#0@2  境内の雪も木陰を残してあと僅かであった。

#0@3  もう桜も咲く頃だろう。

Reimu 

#0@4「魔界は居心地悪かったわねー。

  

#0@5船は宝船でも何でもなくて、ただの魔界へ移動中の妖怪船 だった訳だし。

  

#0@6つまらないわー。空っぽだったし」

Marisa 

#0@7「そうだったのか。ってお前、魔界へ行っていたのか」

Reimu 

#0@8「魔界っていうか、法界とかいう魔界の田舎にね」

Marisa 

#0@9「それにしてもあの船。宝船じゃなかったんなら、 大して興味もないな。

  

#0@10結局、あの船はどうなったんだ?」

Reimu 

#0@11「まだフラフラ飛んでるって噂なんだけど 見てない?」

Marisa 

#0@12「最近、春眠状態が酷くてな。 見てなかったぜ」

Reimu 

#0@13「今度見かけたら、また乗り込むつもりよ」

#0@14  後日、霊夢は空を飛んでいた船を見つけ、再び乗り込んだ。

Reimu 

#0@15「やっと見つけたわ。何でまだ空を飛んでいるのよ」

Byakuren 

#0@16「何でって、やっぱり魔界より顕界の方が気持ちよくて……。 もう一度、生まれ変わるのも悪くはないかなと」

Minamitsu 

#0@17「ええ、聖がそう仰るので、この船も幻想郷遊覧船として 営業を開始しようかと思っています」

Reimu 

#0@18「遊覧船……。そもそもあんたら何処に住んでるの?」

Byakuren 

#0@19「私が昔住んでいたお寺はもう有りません。

  

#0@20まあ、住む処なんてどうにでもなりますよ」

Minamitsu 

#0@21「星や一輪といった私達の仲間と、この聖輦船は、 長い間地下世界に閉じ込められていました」

Minamitsu 

#0@22「それが去年末、ようやく解放されたところでして。 まだ定住先がないので、普段はこの船に住んでいます」

Byakuren 

#0@23「まあ、そうでしたか。

  

#0@24定住しないで浮き世に暮すのも良いでしょう。

  

#0@25文字通り浮いて……」

Reimu 

#0@26「こらこら、勝手に空に浮いて暮しちゃ駄目だって。

  

#0@27この船の所為で、どっかに必ず日陰が出来るでしょう?」

Byakuren 

#0@28「そうですね。では回遊は三日にいっぺん、 地面におりて休みましょう」

Minamitsu 

#0@29「了解です!」

#0@30  霊夢は、遊覧船の客寄せのアイデアとして、外装を宝船にする事   を提案した。

#0@31  白蓮は思いの外ノリが良く、あっさりと提案を受け入れた。

#0@32  しばらくの間幻想郷に流れていた「空飛ぶ宝船」の噂は、   これで事実となったのである。

#0@33  宝船型遊覧船は、多くの人間、妖怪達の人気を集めた。

#0@34  時には妖怪と人間が同時に乗る事もあって、白蓮は警戒したが、

#0@35  そこで妖怪が退治される事も無く、世の中が変わっていた事に   驚いた。もう、妖怪は人間に虐げられないと。

#0@36  霊夢には白蓮が何を警戒していたのかよく判っていないが、

#0@37  白蓮が封印された理由は何となく判っていた。

#0@38  彼女は、力が有りすぎて、さらに妖怪も人間も関係無く力を   施した事によって、人間に恐れられ、封印されたのだ。

#0@39  もう力のある人間を恐れる者は居ない。

#0@40  再び、白蓮とその仲間の妖怪達が封印される事は無いだろう。

#0@41 

#0@41  Ending No.01  春の幻想郷に遊覧宝船

#0@42   オールクリアおめでとう! 流石だね!

Good Ending No. 02 (Reimu-B)

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#0@0  博麗神社。

#0@1  幻想郷の東の境に位置する神社である。

#0@2  境内の雪も木陰を残してあと僅かであった。

#0@3  もう桜も咲く頃だろう。

Byakuren 

#0@4「ここが、貴方の神社ですか」

Reimu 

#0@5「わ、びっくり!

  

#0@6何であんたがここに居るの?」

Byakuren 

#0@7「神仏も敬わなければなりませんから」

Reimu 

#0@8「ふーん。当然ね」

Byakuren 

#0@9「この神社……全然信仰されてないでしょ?」

Reimu 

#0@10「ギク。ど、どうしてそう思うの?」

Byakuren 

#0@11「だって、神様が怒っていますから」

Reimu 

#0@12「え?」

Byakuren 

#0@13「妖怪退治ばかりしていないで、少しは営業に行った方が 良いんじゃないかしら」

Reimu 

#0@14「そ、そんな事より、あんたは魔界にいるんじゃないの? そんなにホイホイ出てきていいの?」

Byakuren 

#0@15「私もムラサ達も、元々はこちらの住人です。

  

#0@16ですから、こっちで平穏に暮す方法を探しに来たのです」

Reimu 

#0@17「平穏にだって?」

Byakuren 

#0@18「私、人の居ない神社を見て決めました。

  

#0@19お寺を造る事にします」

Reimu 

#0@20「お寺で平穏に暮す……? 妖怪が?」

Byakuren 

#0@21「ええ、一切の殺生を拒み、悟りを開く為に修行します」

Reimu 

#0@22「はあ」

Byakuren 

#0@23「こう見えても自信有るんです、仏法に。

  

#0@24弟子を集めて、ゆくゆくはこの世界で一番のお寺に なるでしょう。

  

#0@25そうねぇ……お寺の名前は弟の名前を取って……

  

#0@26命蓮寺で決まりね!」

Reimu 

#0@27「あんた、私の商売敵になるって言うの?

  

#0@28だとしたら容赦しないわよ?」

Byakuren 

#0@29「貴方の商売敵? 妖怪退治なんてしませんよ。

  

#0@30私は妖怪に救いの手を差し伸べるのです。

  

#0@31巫女に虐められた妖怪達に……」

#0@32  空を飛んでいた船は、人里近い空き地に着陸すると姿を変え、   古い穀倉となった。

#0@33  その穀倉が改装され、質素なお寺に変化した。

#0@34  そのお寺の名は「命蓮寺(みょうれんじ)」。

#0@35  宝船(だと思っていた空飛ぶ船)が下りてきてお寺に変わった   もんだから里は大騒ぎであった。

#0@36  「こいつは縁起がいい」「何か偉い仏さんが居るに違いない」   と噂され、人間の間に広まっていった。

#0@37  元々は妖怪の為に建てたお寺であったが、白蓮は人間も妖怪も   同じとして見る人だったので、誰も拒むことなく受け入れた。

#0@38  ただ、宝船に乗っていたであろう宝目当ての人間は門前払いした。

#0@39  いとも簡単に信仰を集める白蓮を見て、霊夢が落胆したのは   言うまでもない。

#0@40 

#0@40  Ending No.02  空から下りてきた命蓮寺

#0@41   オールクリアおめでとう! 流石だね!

Bad Ending No. 07 (Reimu-A)

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#0@0  魔界の一角、法界。

#0@1  霊夢は白蓮に捕らわれて帰る事が出来なくなってしまった。

#0@2  辺りには妖怪達ばかり……。

Reimu 

#0@3「何なのよこいつら、ただ者じゃないわ。 早く戻って準備し直さないと勝ち目がない」

#0@4  霊夢は、目の前の妖怪達を退治する事は諦めて、今は   神社に戻る事を最優先した。

#0@5 

#0@5  Ending No.07  魔界突入前にしっかりアイテム回収して

#0@6  ノーコンティニューでクリアを目指せ!

Bad Ending No. 08 (Reimu-B)

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#0@0  魔界の一角、法界。

#0@1  霊夢は白蓮に捕らわれて帰る事が出来なくなってしまった。

#0@2  来た時に乗ってきた船を探し出したのだが……。

Reimu 

#0@3「なんでこのポンコツ船は行きの燃料しか積んでいないのよ!

  

#0@4何日も神社を留守に出来ないわ」

#0@5  霊夢は何とか、船を動かそうと試行錯誤したが

#0@6  霊夢の力では再び空を飛ぶ事は出来なかった。

#0@7 

#0@7  Ending No.08  行きは良い良い?

#0@8  ノーコンティニューでクリアを目指せ!