Th075/Alice's Scenario
character/alice/scenario.txt.jdiff
|
Versus Marisa
Alice |
まったくもう。 |
---|---|
Alice |
こういう「妖怪退治」は、人間がやる物でしょう? |
Marisa enters | |
Marisa |
なんだ、妖怪。なんか用か? |
Alice |
私が言うのもなんだけどー、 あんた「達」最近怠けすぎよ。 |
Alice |
何で今回の異変を放っておくのよ。 |
Marisa |
あー? 異変って、何だ? |
Alice |
何言ってるのよ、見れば判るでしょ? |
Marisa |
確かに最近暑いけど、この位の夏もあるぜ。 |
Alice |
暑さなんて関係無い! 妖気よ妖気、あと宴会。 |
Marisa |
妖気?宴会? ああ、両方最近多いな。 でも、この位の暑さの夏もあるぜ。 |
Alice |
いい度胸ね。貴方がやらなきゃ、 貴方をやるわよ。 |
Marisa defeated | |
Alice |
ったく、で? |
Alice |
なんか、この妖気について情報は持っていないの? |
Marisa |
持ってたら私がやってるぜ。 |
Alice |
でしょうね。仕様が無い。 他に情報を持っていそうな奴に当たるわ。 |
Marisa |
あいつか? |
Marisa |
あいつも何か知っていたら自分でやってると思うぜ |
Alice |
なら、あいつが犯人かも知れないでしょ? |
Versus Reimu
Alice |
霊夢なら何か知っている筈。 |
---|---|
Alice |
曲がりなりにも妖怪退治を生業としている筈の、 巫女なんだからね。 |
Reimu enters | |
Reimu |
あれ? こんな時間に何の用かしら? 夕食ならもう済ましたわよ。 |
Alice |
何で私が乞食の様な真似をしなきゃいけないのよ。 |
Reimu |
森に住んだり、夜、神社に忍び込むのは大抵、 物乞いなのよ。 |
Alice |
それはおいておいて、霊夢。 |
Alice |
この幻想郷を包む妖気の事なんだけど……。 |
Reimu |
ん? 妖気? |
Alice |
何で放っておくのかなぁと思って……。 |
Reimu |
妖気……? ってこれが何か危険な事でも? |
Alice |
いつもだったら大騒ぎするあんたが、何故今回は動かないのかなぁと。 |
Reimu |
だって、困った事が起きていないから。 |
Reimu |
まぁ、宴会が多すぎるのには困ってるけど。 |
Alice |
怪しいわ。これほど怪しい霊夢は、たまにしか見かけないわね。 |
Reimu defeated | |
Alice |
で? 本当に何か情報は持っていないの? |
Reimu |
本当よぉ。だって大して危険も感じていないし。 |
Alice |
うーん。妖怪退治って殆どしないから、何処が妖気の発生源なのかもわからないわ。 |
Reimu |
妖怪退治って……そりゃあんた、 人間じゃないもんね。 |
Reimu |
でもこの妖気の発生源ねぇ。 今回は私にもわからないわ。何でだろう? |
Alice |
霊夢から勘を取ったら何が残るって言うの? |
Alice |
全く、サボってばっかりいるから勘が鈍るのよ。 |
Versus Sakuya
Sakuya |
で、困って私の処に来たって訳? |
---|---|
Alice |
もう殆ど当てが無くてねぇ。 余り情報持って無さそうだけど取り敢えず。 |
Sakuya |
今はそれどころじゃないわ。最近宴会が多いから、お嬢様のテンションも高いままで。 |
Alice |
そのお嬢様が何か悪さしているとか。 |
Sakuya |
でも、そんなことは無いわよ。ほんとに。きっと。 |
Alice |
うーん、そうでしょうねぇ。きっと。 (あんまり会いたくないし……) |
Sakuya |
そう、うちにはそういうのに詳しい方がいますわ。 |
Alice |
そう? じゃぁその人の所に行こうかしら。 |
Sakuya |
でも、勿論会わせたりはしません。 |
Alice |
じゃあ、最初から言わなければ良いのに。 |
Sakuya |
だって……。 |
Sakuya |
私もちょっと位休まないと、こっちのテンションが持っていかれてしまいますもの。 |
Alice |
貴方はそれでもメイドなの? |
Alice |
もっとも、これが休みになるとも思えないけどね。 |
Sakuya defeated | |
Alice |
さぁ、その詳しい人のいる処に連れて行ってもらいましょうか。 |
Sakuya |
も~、仕様が無いわね。 |
Alice |
でも、その人は何で、異変の事が判っているのに 自分から動かないの? |
Sakuya |
いつも、ああですよ。よっぽどの事が無い限り自分から動かないわね。 |
Alice |
アームチェアディテクティブね。 ずるいわ。 |
Versus Patchouli
Patchouli |
幻想郷を包んでいるこの妖気の発生源? |
---|---|
Alice |
そう、貴方なら誰の仕業なのか判るって聞いたわ? |
Patchouli |
そんなもの気にした事無いわ。 |
Patchouli |
でも、簡単じゃない。 |
Alice |
判るの? |
Patchouli |
これは妖気ではないわ。 しかも発生源も無いわね。 |
Alice |
どういう事よ。 |
Patchouli |
どちらかと言うと、気みたいな物そのものが発生源かしら? |
Alice |
よく判らないけど……。それで? |
Patchouli |
漠然とした質問は返答しようが無いわ。 話は以上、それだけ。 |
Alice |
判らないわね。どうして幻想郷にはこう回りくどい奴が多いのよ。 |
Patchouli |
直截戦うのは回りくどくないでしょ? |
Alice |
ふん、言うじゃない。 さぁ、もっと「饒舌」に教えて貰いますよ。 |
Patchouli defeated | |
Alice |
で? この妖気はどうすればいいの? |
Patchouli |
妖気じゃないけど、大して危険じゃ無さそうよ。 放っておけば? |
Alice |
それだけぇ? でも、ここまで来て後に引けないわ。 |
Patchouli |
そうねぇ。この妖気みたいなのと直截…… 上手く話でも聞いてみたら? |
Alice |
……難しそうね。 |
Versus Youmu
Youmu |
で、幽霊と話が出来る様になりたい、と? |
---|---|
Alice |
そう、実体が無くて、それでいて意思が有って…… |
Alice |
といったら幽霊位しか思いつかなくて。 |
Youmu |
幽霊って言ったってねぇ。 |
Youmu |
生前がどんな生き物でどんな生き方を送っていたかで、意思の疎通が出来るどうかが決まる。 |
Youmu |
で、どんな幽霊と話がしたいって言うの? |
Alice |
うーん。それがねぇ……。 |
Alice |
物凄く大きくて、幻想郷を包み込む位の幽霊。 |
Youmu |
あー? 幽霊を馬鹿にしてるのか? |
Alice |
こっちは大まじめよ。なんか判らないの? |
Youmu |
そんなに大きな幽霊なら、生前もそのくらいの大きさよ。 |
Youmu |
街か国家の幽霊じゃないのか? |
Alice |
それね! |
Alice |
って、最近何か大きな国か何か死んだの? |
Youmu |
皮肉で言ったの位判ってよ。 |
Youmu |
そんなのと会話出来るわけが無いでしょ? 霊じゃなくて神よ。 |
Alice |
とにかく、幽霊との意思疎通の方法は教えて頂くわ |
Youmu |
良いけどね。ただ、もうすぐ宴会よ? |
Alice |
宴会までに身に付ければ、宴会芸にもなるわね。 |
Youmu defeated | |
Alice |
幽霊の見分けは簡単ね。 |
Alice |
-14.7℃程度の幽霊は、生前お金を貸したまま死んで悔いが残った人。 |
Youmu |
で? 大きな幽霊って何よ。 |
Alice |
うーん。なんだかどんどんと、幽霊じゃ無いような気がしてきた。 |
Youmu |
そりゃそうでしょ。幻想郷を包み込む位の霊って、幻想郷の霊しか考えられないわ。 |
Alice |
仕様が無い。宴会会場で仕掛けるしか無さそうね。 |
Versus Yukari
Reimu |
あれからどうなったのよ。妖気とか騒いで。 |
---|---|
Alice |
妖気じゃ無いらしいのよ。よく判らないけど。 |
Reimu |
で、結局ここに戻ってきたと。 |
Alice |
本戦はこれからよ。 |
??? |
そんな険悪そうな面して宴会かしら? |
Yukari enters | |
Yukari |
さぁ、これから楽しい宴会でしょう? |
Alice |
呼ばれて無いのに出てきたって事は、悪い奴という匂いがするわね。 |
Yukari |
呼んでくれない方が意地の悪い奴。 |
Alice |
その腹いせかしら? 今回のコレも。 |
Yukari |
腹いせ? 何にも悪い事してないわよ? まだ。 |
Alice |
まだ? まぁ確かに妖気みたいなのが充満しても、まだ何も起こってはいないけど……。 |
Yukari |
妖気みたいの? |
Alice |
そう、この幻想郷を包む妖気みたいの。 |
Yukari |
ああ、これは私は関係無いわよ。 これはこいつの仕業でしょ? |
Alice |
こいつ? そっちには誰も居ないでしょ? |
Yukari |
困った娘ではあるけど、何にも悪気は無いわ。 困った娘だけど。 |
Alice |
良いから、そいつは何処にいるの? |
Yukari |
貴方は目が見えないの? 目の前にいるでしょう? |
Alice |
まぁ、確かに目の前に困った奴が居るけど……。 |
Yukari |
それよ、それ! |
Yukari defeated | |
Alice |
もうそろそろ、頭がおかしくなりそうよ! |
Yukari |
最初からおかしかったわよぉ。 ったく、私の訳が無いでしょ? |
Alice |
いい? この妖気みたいのは一体なんなのよ! |
Yukari |
うーん。湖に血を一滴たらすとどうなると思う? |
Alice |
魚が集まる? |
Yukari |
当たってるけどハズレ、その湖には魚が居ないの。 |
Yukari |
さぁ、その一滴の血を元の体に戻すわよ。 |
Versus Suika
Suika |
あ、あれ? 宴会前だって言うのに何すんのよぉ、紫~。 |
---|---|
Alice |
はぁ?一体何が……。 |
Suika |
あらどーも。 |
Suika |
ずっとあなたの動向を見守ってきたけど…… かな~り面白かったわ。 |
Suika |
見当違いな行動を取って…… それでいて強そうな妖怪は避けて通ってきて…… |
Alice |
どこで見ていたのよ。この出歯亀め。 |
Suika |
もう判るでしょう? |
Suika |
私が大きな幽霊よ、幻想郷を包むくらいの。 |
Alice |
そう言えば、妖気が消えた? |
Suika |
最初から妖気じゃないわよぉ。 ちょっと薄く広く見渡してたの。気持ち良いわよ。 |
Alice |
貴方にはそんな事が出来るの? 凄いわね。 |
Suika |
あなた達、魔族とは違うのよ、私は。 |
Alice |
そうなの? 大差無い様に見えるけどねぇ。 |
Alice |
で、何が目的なのよ? |
Suika |
あら、目的はとっくに達成できているわよ。 |
Alice |
何ですってー。 って大した目的じゃなかったのかしら。 |
Suika |
あんた達は宴会していたじゃない? 私は大勢萃(あつ)めて賑わいたかっただけ。 |
Suika |
結局私の萃める力に逆らえる者はいなかったわね。 |
Suika |
強いていえば紫くらいかしら? 私の力で萃められ無かったのも。 |
Alice |
そう? 何なら私が逆らって見せようかしら? |
Suika |
ふん。 |
Suika |
ここにいる時点で私の術中に嵌っているじゃないの |
Suika |
あんたらが気が付かないうちに、自らが百鬼夜行の一員になっていた事にも気が付かなかった癖に。 |
Alice |
百鬼夜行……って、失礼ね。 人を化け物みたいに扱って。 |
Suika |
って、あんたも化け物でしょ? |
Suika |
あんたの様な魔法使い風情が―― |
Suika |
我々、誇り高き種族である鬼に逆らおうとは、 光の速度より速(早)いわ! |