Th075/Reimu's Scenario

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Versus Marisa

Reimu

年々、酷くなっていってる気がするわね。 この森は。

Reimu

確か、ここら辺だった様な気がしたんだけど……。

Marisa enters

Marisa

人の家の前でここら辺もへったくれもないぜ。 お前は目の前が見えないのか?

Reimu

あ、あったわ。魔理沙の家。

Marisa

まぁいつもあるぜ。

Marisa

大体こんな奥まで来るなんて珍しいじゃないか。 なんかあったのか?

Reimu

ちょっと確かめたい事があってねぇ。

Marisa

そうだな。今日の粘菌の繁殖率は中吉だ。

Reimu

いや、そんな事確かめてもねぇ。

Marisa

末吉だったかな?

Reimu

魔理沙、三日後の宴会の事に付いてなんだけど……

Reimu

何か隠してない?

Marisa

はぁ? 隠している事言ったら、隠してないのと同じだぜ。

Marisa

だから隠してないのだ!

Marisa

って、そもそも何かあったのか?

Reimu

なんか悪い子は居ないかと思って。

Marisa

なまはげ?

Reimu

宴会に不吉な予感がしたのよ!

Marisa

だから何も隠してないって。

Marisa defeated

Reimu

って、魔理沙はいつも通りか。

Marisa

くそ、何だっていうんだ?

Reimu

まだ妖気を感じる……。 あんたは何も隠していない様ね。

Marisa

最初から言ってたぜ……。

Reimu

こんな奥地でお茶してる暇も無いし…… 次急ごうっと。

Versus Alice

Reimu

ああもう、すっかり暗くなっちゃったわ。

Reimu

魔理沙となんか遊んでたから……。

Reimu

それにしても、帰り道長いわねぇ。

Reimu

この道であってるのかしら。

Alice enters

Alice

あー。こんな所に珍しい顔ね? 人間自体も珍しいけど。

Reimu

私のフリを無視して出てきたわね。

Alice

あー?あってませんよ~。帰り道!

Reimu

そうそう、あんたもだったわね。

Alice

今度は何の話?

Reimu

あんたが犯人の話。

Alice

……容疑者じゃないの?

Alice

って、そもそもなんの話なのかさっぱりだわ。

Reimu

あんた気付いてないの? 今、何が起きているのかわからないの?

Reimu

それに、容疑者は犯人よ。 それともあんたは犯人じゃないの?

Alice

何言ってるのかさっぱり判らないけど…… もしかして、最近の宴会の事?

Alice

私もおかしいと思ってたのよね……。 幾らなんでもねぇ。

Reimu

どうもおかしいわ。

Reimu

いくら騒ぐ事が好きな連中ばかりでも、 あんたまで好きとは思えないし。

Alice

何よそれ。

Reimu

というか、一番怪しいのよね。最初から。

Alice defeated

Reimu

ああもう、やっぱりあんた関係無いじゃん。 とんだ道草だったわ。

Alice

突然現れて、

Alice

人を勝手に容疑者にして、

Alice

勝手に攻撃しかけてきたくせに……

Reimu

容疑者じゃなくて犯人よ。

Alice

……もう勝手にして。

Reimu

最初から勝手にしてるわよ。 ところで、暗くて帰り道が分からないんだけど……

Versus Youmu

Reimu

なんか、つかみ所が無いわ。

Reimu

いつの間にか覆われてた妖霧は…… 出現元も方向も種類もわからない。

Reimu

何だか霧というか、空間というか……。

Reimu

こういう妖気の敵と遭遇した事って、 余り無いわね。

Reimu

完全に妖気が霧散しているわ……。

誰の仕業なのかしら?

目的は何なのかしら?

Reimu

何にしても、この妖霧に気が付かなかったのも、 この終わらない宴会騒ぎの所為よねぇ。

Reimu

木の葉を隠すなら木の葉隠れ。

Reimu

誰も文句の言わない宴会騒ぎも、 やっぱり妖霧が怪しいわね。

Youmu enters

Youmu

お前が犯人、か?

Reimu

多分違うと思うけど。

Youmu

そうだよな。霊夢って感じでもないし。

Reimu

一体何の話よ。

Youmu

どうも最近の宴会は胡散臭くてねぇ。

Youmu

ここまで妖気が多くても、何故か誰も気に 止めないし。

Youmu

参加者の誰かが悪い事企んでいる 気がするんだけどなぁ。

Youmu

それでちょっと探りに来たんだけど……。

Reimu

あー?奇遇ね、私も同じ事思って動いてるのよ。

Reimu

でも私には、目星を付けた犯人が居るのよねぇ。

Youmu

そうなの?

Youmu

実は私も目星を付けたのが居るんだけど……。

Reimu

それはそれは奇遇ね。

Youmu

ほら、目の前目の前。

Reimu

あら、私も出かける手間が省けたわ。 私も「妖霧」が怪しいと思ってたのよね。

Youmu defeated

Reimu

さぁ、尻尾を出して!

Reimu

あんたでしょ?

幻想郷をおかしな妖霧で包んで

みんなの気をおかしくしていたのは!

Youmu

私はやってない~。

Reimu

まぁいいや、共犯者、ってことで。 犯人二人目ね。

Youmu

犯人は霊夢じゃなかったの?

Reimu

私ならうちの神社じゃなくて、 あんたんちで宴会させるわよ!

Versus Sakuya

???

こら、勝手に上がり込んで来て!

Reimu

妖霧を出す犯人っていったらあいつかな?、 と思ってわざわざやってきたのよ。

Sakuya

ふーん。お嬢様に何か用?

Reimu

悪い事していそうなので懲らしめてあげようと。

Sakuya

してそうだけで来るな。

Sakuya

してそうだけど。

Reimu

というわけであいつは何処に居るの?

Sakuya

前にも言った気がするけど、 あわせる訳が無いじゃない。

Sakuya

こんな時間に紅魔館を訪れるとは良い度胸していると思うけど……

Sakuya

無謀と度胸は割と違うわ。

Reimu

いいから、さっさとやられてくれない?

Reimu

犯人があんたじゃ無いのは分かってるから。

Sakuya

それも失礼な言い方ですわね。

Sakuya

慌てなくても大丈夫、時間は無限にあるわ。

Reimu

明日の宴会までもう一日切っているのよ!

Sakuya

まぁ、明日だから一日切ってるでしょうね。

Sakuya

でも、私にとっての時間が無限なだけ。

Reimu

あんたはただの踏み時計。 こうしている間にも犯人はのうのうと……。

Sakuya

待ちなさい。

Sakuya

「ずっと」前にも言った気がするけど、 お嬢様にあわせる訳が無いじゃない。

Reimu

無限なのにずっと前なのね。

Reimu

でも何だろう。前にもこんな事があったような 気がするわ。

Sakuya

あったのよ。 「あの時」も迷惑が突然押しかけてきて……

Reimu

「あの時」も迷惑な霧が原因で…… って「あの時」はこの後どうなったんだっけ?

Sakuya

ふん。こうなったのよ!

Sakuya defeated

Reimu

そうか思い出したわ! あの時もこうなったのね。

Sakuya

う~ん。また負けた……。

Reimu

ほら、さっさと呼んで来なさい。メイドでしょ? お客を案内するだけが取り得のメイド。

Sakuya

仕様が無いわね。

Sakuya

でも、今回はお嬢様は何にもやってないですよ。 ほんと。多分。

Reimu

ここまで来たら、後には引けないでしょ?

Sakuya

ちょっとは引かないと、いつか痛い目に会うわよ。

Reimu

次は痛い目ね。

Versus Remilia

Reimu

さぁ、出てきなさい!居るのは分かってるわ。

Remilia

そりゃ居るでしょ。

Remilia enters

Remilia

あー?騒々しいわね。 こんな夜中に一体何の用よ。

Reimu

まぁ、大体あんたを倒しに来て、 ついでに番人も倒したんだけど。

Remilia

いい加減に目的を話すな!

Remilia

まったく、戦う意味が判らないじゃない。

Reimu

そうそう。 あんたがこんな事した目的が判らないのよ。

Remilia

こんな事? 突然紅魔館に殴りこんできて……。

Remilia

逆に殴られてとぼとぼ帰る事?

Remilia

そんな事、私の知ったこっちゃないわよ。

Reimu

あれでしょ?あんた。 明日の宴会、何か企んでるんじゃない?

Remilia

企んでるといえば企んでるけど…… なんで霊夢がそんなこと知ってるの?

Reimu

やっぱりね。この辺一帯危険な妖霧が溢れてるのよ

Remilia

妖霧?

Remilia

そういえば、そんな気もするけど。 こんなもん大したもんじゃないじゃない。

Reimu

危険なもんは危険なのよ。 昔からそう決まっているの。

Remilia

そんなことより、明日は神社で宴会よ。 神社に帰って準備でもしていたらどう?

Reimu

人の話聞いてた?

Remilia

この程度の妖霧の出所も掴めないようじゃ…… 精々宴会の準備がお似合いって事よ。

Reimu

もう良いわ。

Reimu

何が起きているのかよく判らないけど。 あんたを倒せば全て収まるに違いないわ!

Remilia defeated

Remilia

あ、あれ?

Reimu

さぁ!何を企んでいたのか知らないけど、 諦める事ね。

Remilia

何言ってるのよ。この妖霧は私のものじゃないわ。そんな事も分からないの?

Reimu

え?そうなの?

Remilia

大体、この妖霧がどんな力で、一体何を意味しているのか判っているの?

Reimu

判らないからここに来てるのよ!

Remilia

威張られても困るんだけど……。

Versus Yukari

Reimu

結局、宴会当日になってしまったわ……。 妖霧の出現元も目的も判らないし。

Reimu

こうなったら、宴会中に何か起きた時、 その時解決しよう。

Reimu

今日は余りお酒飲まないようにしとこ……。

Yukari enters

Yukari

うふふ。 今日の宴会で何か起きるのかしら?

Reimu

!?

Yukari

さっさと宴会始めましょ? 大丈夫、今日も何も起きないわよ。

Reimu

そう?

既に何かが起こっている様にも見えるん

だけど……。

Yukari

大丈夫、みんなが喜ぶお酒も持ってきたわ。 度数90度。直角ね。

Reimu

ちょっと待って。

Reimu

宴会に、あなたは呼んでいたかしら?

Yukari

あら、呼ばれていたわよ~

Reimu

呼ばれてないな。

Yukari

もう、みんなして酷いわね。 私だけ仲間外れかしら?

Reimu

大体ねぇ。どこに棲んでるんだか良く判らないし。

Reimu

厄介ごと増やしてもなんだし。

Yukari

今度、私のお屋敷に案内しましょうか?

Reimu

というかねぇ、何企んでるのよ。

Reimu

この連続宴会も妖霧もあんたの仕業でしょ?

Yukari

あらまぁ、呼ばれてもないのにそんな暇なこと しないわよ。

Reimu

怪しすぎるわ。 大体いつも怪しいのよ。

Reimu

呼ばれてもないのに出てくる。

Reimu

呼んでも出て来ないし……

Yukari

あら、私を呼んだ事なんてあるの?

Reimu

ない!

Yukari

まぁいいわ。もうすぐ夜が来るわ。

Yukari

あんまり意地悪するから、昼と夜を同時に楽しめるように空をいじっておいてあげたわ。

Yukari

今のまま夜が来れば、空は朝になるでしょう。

Yukari

日光と月光の境は私のもの、 それでも夜宴ができるのかしら?

Reimu

夜は……、幻想郷のものよ!

Yukari

ちょっとそれは間違いね!

Yukari defeated

Yukari

うーん。

Reimu

結局、何?

Yukari

うーん。私は関係ないわ~。

Yukari

みんな、あいつの遊びなのよ~

Yukari

何となく宴会を始めるのも、何となく妖夢が 酔っ払って踊り始めるのも

Reimu

あいつって誰?

Yukari

しょうがないわね。 ほら。あなたにも見えるようにしてあげる。

Versus Suika

Suika

あれ?どうしたの?紫 というか、そいつ何?

Reimu

というか、誰?

Suika

私は、気持ちよく遊んでいただけなのに。

Suika

って、何で私が見えるの?

Reimu

あんたがこの騒動の主犯ね? で、何でこんなことしたのよ。

Suika

こんな事、って、何が起きてるか判ってるんだ。

Suika

私にはあんた一人が色々な所で、ただ暴れてるだけにしか見えないんだけどね。

Reimu

最近、宴会が多いじゃない。 それから、妖霧が出ていて……。

Reimu

って、私の行動を見ているって事はやっぱり……!

Suika

ちょっとちょっと、宴会が多いのは私の所為なの?

Reimu

って、紫が言ってた。

Suika

まぁそうなんだけど。

Reimu

ほら、私の言った通りじゃない!

Suika

そう言ったのは紫でしょ?

Suika

まぁ、宴会が続いた方が賑やかでいいでしょ?

Suika

私は賑やかなの大好きなの。 もっと賑やかにならないのかなぁ。

Reimu

あんたみたいの、宴会に居たっけ?

Suika

何言ってるの。私は、ずっと居たじゃない。

Suika

今年は冬が長引いたでしょ?

Suika

それで私の大好きなお花見が遅れて遅れて……

Suika

やっと、春になったと思ったら、あっという間に桜が咲いて、あっという間に散って……

Suika

こんなに悔しい年もないでしょ?

Reimu

だから、一体いつどこに居たの? あんたみたいの見たことがないわよ!

Suika

ん?宴会にはずっと居たよ?

Suika

まぁ、ずーっと霧散していたから、よっぽど敏感な奴じゃないと気が付かなかったかもね?

Suika

私は楽しかったわ。 妖怪、魔女、吸血鬼、幽霊、まるで百鬼夜行の様に

Reimu

ああ、なるほどね。

Reimu

妖霧自体が犯人だったのか、そりゃわからない訳 だわ。よかった。

Suika

よかったって?

Reimu

私の勘が鈍った訳じゃなくて。

Reimu

って事は、あなたを倒さないといけない 気がするのも多分正しいことなのね。

Suika

私は、あなた達全員をずーっと見てきたの。

Suika

あなた達全員を、私の「萃める能力」で否応なしに宴会をさせてきた。

Suika

それがどういう事か判る?

Suika

あなた「達」に私は倒せない。

Reimu

そうは言っても、所詮妖怪でしょ?

Reimu

妖怪退治は私の仕事。 倒す事は出来て当然なのよ。

Suika

あー、はっはっはっはー

Suika

私を妖怪だと思っている時点で勝負にならないわ。

Reimu

!?

Suika

我が群隊は百鬼夜行、 鬼の萃まる所に人間も妖怪も居れる物か!