Th075/Sakuya's Ending

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Bad Ending 1 No.21

 

――博麗神社。幻想郷の辺境に存在している神社である。

人間と妖怪、その他大勢も集まって盛大な宴会が行われていた。

最近は、このような宴会が三日置き位に行われていたのだ……

 

メイドはちょっと寝不足でお疲れの様だったが、宴会はいつも通り大いに盛り上がった。

例え寝不足でも決して自分の仕事は忘れない。

宴会に出る料理の大半は咲夜が作ったものだった。

 

――ただ、幻想郷を包み込む妖気は一向に収まる気配は無く、それどころか宴会を繰り返す度にその濃度を増していたのだ。 だからといって何か起こった、という訳ではないが……。

 

どうせ、またすぐに宴会を行うだろう。

何がここまで集まらせる動機になっていたのか誰にもわからなかった。

Ending No.21 (Sakuya Bad Ending)              ―― Next Feast!

Bad Ending 2 No.13

 

――博麗神社。幻想郷の辺境に存在している神社である。 一時は元に戻らないんじゃないかと思われた空も、すぐに正常を取り戻し、無事に夜になった。

 

結局、宴会は何事も無かったかのように無事開催された。

それに只でさえ賑やかな宴会に紫も参加することになった。

すっかり善人となった紫は、みんなに気持ち悪がれたが、何も迷惑を欠けるような事は無く、宴会は無事終了した。

 

――ただ、幻想郷の妖気は一向に収まる気配は無かったのだ。

むしろ、宴会の度にその濃度は増していく。 何故、誰も気にしないのかが不思議だった。

その理由を紫に聞いてみたところ、こう言ってのけたのだ。

 

紫「妖気?これは妖気じゃなくて群体。

  危険は無いけど今度注意しましょうか?」 やっぱり、紫が異変そのものだと思った。

Ending No.13 (Sakuya Bad Ending2)              ―― Next Feast!

Good Ending No.5

 

――悪魔の居る紅い館。紅魔館。

夏の日差しは、最も強いが真上から降り注ぐ為、この館の主にとっては好都合だった。

何故なら、屋根や日傘が日光を遮るのに都合が良いからである。

 

花見からずっと続いていた宴会騒ぎも、回数が減っていった。 宴会もこの位の回数が丁度良い、と、誰もが思っていたのである。

 

咲夜「あの子、鬼って言ってたわね。

   鬼は……

   鬼の国に住んでいて、殆ど幻想郷には来ないって聞いてたけど……」

 

咲夜「不思議ね。ここの本に鬼の事書いてある物が殆ど無いわ。    まぁ、殆ど何の事について書かれてるのか判らないけど」

 

パチェ「珍しいね。お勉強?」

咲夜 「ええ。ちょっと……」

パチェ「その辺の本、触るだけで危険だからあんまり近寄らない方が良い」

 

咲夜 「そうだ。パチュリー様」

パチェ「何?」 咲夜 「鬼についてなんか知ってること無いでしょうか?

    どんな小さな事でも良いんですけど」

 

パチェ「知らない」

咲夜 「そ、そうですか」

パチェ「そう言えば、前の宴会騒ぎ。……あれは一人の鬼の仕業よ」

 

咲夜 「って、知ってたんですか?」

パチェ「知らない。咲夜、今日は紅茶じゃなくて珈琲にして。

    良く煎った豆でね」

 

紅魔館のお茶の時間は、殆ど紅茶である。

だが、一人だけ周期的に珈琲を飲む者がいた。 そのサイクルは不明だったが、今日何となく判った様な気がする。

Ending No.5 (Sakuya Good Ending)              ―― Congratulation!