Th155/Sumireko's Endings

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──関東某所。\. スマホの無慈悲なアラームが鳴っている。

 

菫子「はっ!\.

   良かった、夢か……。\.    いつもなら幻想郷に行くはずの夢が

   変な事になっていたわ」

 

菫子「二人の私と戦う夢だなんて……。\.

   それともあれは夢じゃなかったのかな。\.

   もしかして幻想郷で何かが起きているとか」

 

菫子「幻想郷に行っている自分という事自体が、\.

   ただの夢という可能性も……。\.

   そもそもただの夢ってなんだろう」

 

??「夢のことに囚われると、    精神を持って行かれますよ」

 

菫子  「うわあ!\.

     出た、夢の妖怪ー!\.      と言うことはここも夢の中!?」\.

ドレミー「大丈夫、ここは現実です」

 

菫子  「さっきの偽物との戦闘は、\.

     やっぱり現実だったのね」\. ドレミー「現実というと語弊がありますが、\.

     体験した事は事実です」

 

菫子  「こんがらがってきた。\.      何があったのかもっと詳しく教えて」

 

夢の世界の菫子が二人いたのは、

どちらかがドッペルゲンガーであるらしいが、\.

ドレミーにもどっちがそれなのか判らないそうだ。

 

それどころか、戦いの途中で

三人の菫子が混じり合い、\. 誰が夢の菫子で、誰が現実の菫子なのかも

判らぬまま、夢から覚めたそうだ。

 

果たして、いまここにいるの菫子は、\.

夢か現か、\.

それともドッペルゲンガーか。

 

しかし、案ずる事はない。\. いずれにせよ菫子本人には違いないのだから。