Th175/Marisa's Endings

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博麗神社。

 

幻想郷の由緒正しき神社である。

 

幻想郷の中でも高い処に存在するからか、 黒い水噴出の被害には遭っていない。

 

霊夢 「──地の底に黒い水の海?」

 

魔理沙「黒い水は石油って言うらしいぜ。石油の海だ。     そこから湧いてきているのは間違いないと思うぜ」

 

霊夢 「しかし、一朝一夕で出来たわけじゃないんでしょ?     何故今になって急に湧いてきたのかな」     

 

魔理沙「……」

 

霊夢 「石油の海には他に怪しいものはなかったの?」

 

魔理沙「そ、そうだなぁ。             

    暗闇にただ黒い水が湛えていただけだったな。

    な、なんで湧いてきているのかな」     

 

霊夢 「自然現象なら、取り敢えず地上で     対処するしかないのかなぁ」 

 

魔理沙「いや、もう一度行ってみようかなぁ」

 

霊夢 「?」

 

魔理沙は饕餮と対峙した事を言えなかった。

 

戦いに勝ちきれず、気が付いたら地上まで 吹き飛ばされていたことが恥ずかしかったからだ。

 

何より、地の底の底の暗闇の中で一人笑っていた不気味な獣の記憶が、 語ることを本能的に忌避していた。

 

心の奥底で、他の誰かが解決してくれることを 望んでいたのかも知れない。