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Message #1
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#0@0 地獄。
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#0@1 他の何処よりも広い空間だ。
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#0@2 しかし、地上の領土争いはここには及ばない。
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#0@3 ここには虚無しか存在しない。
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#0@4 虚無は誰の物にもならないのだ。
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Reimu
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#0@5 「……余計な手を出すなって?
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#0@6 それってどういう意味よ」
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Zanmu
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#0@7 「言葉通りだ。
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#0@8 深くは語れないが、お前は異変解決の為に十分活躍したぞ」
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Reimu
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#0@9 「……」
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Reimu
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#0@10 「それって結局、あんたが動物霊を操って
地上を狙ってたたって事じゃないの?」
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Zanmu
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#0@11 「ふん、地上なんざ今更欲しくもないわ」
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Zanmu
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#0@12 「動物霊を操って地上を支配しようとしているのは、
畜生界の畜生どもだ。
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#0@13 そんなん火を見るより明らかだろが」
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Reimu
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#0@14 「あ、やっぱりそうだったんだ」
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Zanmu
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#0@15 「じゃが、お前は畜生どもの誰にも手を出すなよ」
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Reimu
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#0@16 「え? 何で?」
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Zanmu
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#0@17 「そんなことしたら、ただ争いが長引くだけだ。
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#0@18 直接儂の元に辿り着くほどのお前が、誰と対峙しても
他の誰かを利することにしかならん」
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Zanmu
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#0@19 「まあ、黙って見ておれ。
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#0@20 この残無の掌の上で踊る、愉快で愛しい者達をな。
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#0@21 地上の領有権は、落ち着くべく所に落ち着くさ」
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#0@22 霊夢は心の奥底で怯えていた。
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#0@23 目の前の鬼は、霊夢の勘では異変の元凶だと言っているが、
同時に敵では無いことも感じ取っていた。
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#0@24 敵であり味方。不安の種でありながら心強さも感じる。
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#0@25 鬼とはこう言うものだとすれば、
人間も動物も、敵うはずが無い。
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#0@26 市場の神の手によって地上の所有権を解放されたことに
由来する異変は、
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#0@27 まさに、いま始まったばかりだったのだ。
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#0@28 Ending No.01 鬼の見えざる手
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#0@29 Congratulation!
クリアおめでとう!
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