Th09/Komachi's Endings

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Komachi's ending

8 彼岸花の咲く道。無縁塚へと続く道無き道である。

10 ここは孤立した魂が集まり易く、その為非常にもの悲しく寂しい。

12 生きているうちにもっと人との縁を作っておけば、死後でも、  陽気に楽しく暮らせただろう。

17小町「お客さん。

19   死ぬ前は資産家だったんだね?

21   なかなかの肝の据わった魂だったんですぐに判ったよ」

23幽霊「……」

25小町「え?

27   何? 外の世界ではお金を持ち始めてから心が狭くなったって    言われたって?」

30小町「あっはっはー!

32   何を言ってるんだいお客さん。

34   そんな言葉、妬みから生まれる言葉だよ。信じちゃいけない」

36幽霊「……?」

38小町「いいかい、気質ってのは、魂の質だ。

40   それは、お金の量とは関係ないんだよ。

42   逆に、気質が良いとお金も入ってくることが多いし、

44   反対に悪いと徳を失い、お金だって集まらない」

46小町「だから、お金持ちの方が遙かに徳が高い人間が多いし、

48   貧乏人は自分の徳の無さから貧乏になってしまう事も    多いのさ」

52小町「ほら、もう彼岸が見えてきたよ。

54   これもお客さんの行いが良かったからだ。

56   悪ければ何日経ってもたどり着かないからねぇ」

58小町「逆に、お客さんに妬みや陰口を言った人間は徳の無い人間さ。

60   本当に徳のある人間は、お金を集め、そして使うんだ。

62   つまり、全ての人間のために自分がお金を稼ぐ。

64   おっと、お客さんには釈迦に説法かな?」

66小町「ま、それが判ってるから、お賽銭の様なシステムも成り立つ。

68   そう、この近くにその仕組みが判っていない神社があるが、

70   それが傑作でねぇ。どうだい?

72   その神社の閑散傑作話を聞くかい? あ、いい? そう」

74小町「じゃあ、もっとお客さんが知っていそうな話をしようか。

76   そうだなぁ、忠臣蔵って知ってるかい?

78   ああ、勿論知っているか。

80   なら話は早い、あの話の非道さについて一緒に話そうか」

82幽霊「……」

84小町「ああ。もう到着だな。

86   この後に何が待ち受けているか知ってるよな。

88   え? 良く知らないって?」

90小町「そうか、今の外の人間は閻魔様の事も信じていないんだな。

92   お客さんの様なお金持ちの霊なら、きっと良い判決が下りる    と信じているよ。

95   悪いことしてお金を稼いで居なければな」

97 死者の霊との会話が小町の唯一の楽しみだった。

99 霊は経験の宝庫であり、それを聞いているだけでも此岸の様子が  手に取る様に判るのだ。

102 しかし、ここで幾ら霊を勇気付けても霊には非情な裁判が待ち受け  ている。

105 三途の川は、その人を慕う人間の量、つまり人徳で篩にかける。

107 この段階で悪いことはしていなくても、人と人の繋がりの無かった  人間は川を渡ることすら出来ないだろう。

110 川を渡ると次に待ち受けるのは閻魔様の裁きである。

112 裁きでは、その故人本人の行動の是非を問われるのである。

114 ここだけの話、閻魔様の裁判でなんのお咎めもなく通り抜ける事の  出来る霊なんて居ない。

117 まず、閻魔様はどんな些細なことであろうともそこを注意する。

119 殺虫剤を虫に吹きかけたこと。

121 心の奥底で他人を妬むこと。

123 有りもしない嘘の悪口を言うこと。

125 その程度の事でも長時間説教されるだろう。

127 閻魔様に説教されることは、生きていた頃の悪事の精算であり、  説教では足らない場合は地獄に落とされるのである。

130 小町は、自分は死神で良かった、と思っている。

132  Congratulations! Ending No.13

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