Th09/Tewi's Endings

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Tewi's ending

8 竹林は何処まで行っても同じ光景を見せる。

10 しかし竹は成長が早く、昨日までとは全く別の光景を見せるのだ。

12 そんな竹林の奥に永遠亭はあった。

14 この竹林でも迷わずに永遠亭に辿り着ける者は、

16 余程幸運な者か、それとも月の眼を持った者ぐらいだろう。

20てゐ「う~ん。

22   う~ん。

24   鈴蘭が鎌を振って襲ってくる~」

27鈴仙「何の夢を見てるのかしら?

29   勝手に花見にでも出掛けたと思ったら、    戻ってきてからずっとこんな調子だなんて。

32   てゐらしくないわね」

35てゐ「う~ん。

37   う~ん。

39   桜の下から血塗られた手が出てきて私の足を~」

42鈴仙「花見で何か見てはいけない物を見たのかなぁ」

45てゐ「う~ん。

47   瑞々しい真っ赤な人参ジュースが飲みたい~」

50鈴仙「本当に寝てるのかしら?」

52??「ほら、薬が出来たわ」

56永琳「てゐの体から一杯毒が見つかったわ。

58   でも別に大した量じゃ無いから、寝てれば直る。

60   きっと鈴蘭の咲く所で寝ころんだとかでもしたんだわ」

63鈴仙「で、薬ってのはこれですか?」

66永琳「ええ、ただのうどん粉だけど。

68   偽薬効果って言って、効くと信じて飲めば何にでも効く」

71てゐ「う~ん」

74鈴仙「そんなの、てゐの前で言っても効くんですか?」

77永琳「だって、寝てるんでしょう? まさかこの期に及んで    寝たふりなんてしてないと思うけどねぇ」

81鈴仙「そうですね」

84てゐ「う~ん。う~ん」

87永琳「毒の強さから言って、寝込んでいるのは別の理由。

89   きっと心の病ね。

91   何かショックな事でもあったのでしょう」

94鈴仙「てゐがショックを感じるようなことって一体……」

97永琳「騙したつもりが実は騙されてたとか」

100鈴仙「実は今も騙そうとしているとか」

103永琳「うどん粉、効くかしら?」

106てゐ「うー、ぐすん」

108 人を騙すことは容易く誰でも出来、そして楽しい事だ。

110 それと引き替えに、いざという時になって初めて自分が信用されて  いない事に気が付くだろう。

113 まさにオオカミ少年である。

115 だが、詐欺師がオオカミ少年になるのは、愚かな者が騙すことを楽  しもうとするからだ。愚者故にである。

118 賢者ならば、とたんに詐欺は人道的行為になるだろう。

120 しかし、賢者の詐欺は決して容易くはない。

122 騙す人が居るのならば騙される人が居る。だから信頼を失う。

124 だが、賢者の詐欺は騙される人を生み出さないのだ。

126 賢者は騙すことを楽しみ、騙された筈の者も騙されたことに気が付  かない、全く損もしない。それどころか詐欺者に感謝すらする。

129 感謝される詐欺を行えるのが、本当に賢い者の詐欺だ。

131 てゐが行うような悪戯紛いの詐欺ではない。嘘も方便なのだ。

133 彼女はうどん粉を飲みながら、少し心の毒がひいたの感じた。

135  Congratulations! EndingNo.9

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