Th175/Kanako's Scenario
Stage 1
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「慈悲の心」 | |
Kanako |
邪魔よ 急いでいるの |
Yamame |
今日は朝から何にも食べてないの |
Yamame |
こうなったら蛇でも何でも良いわ! |
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Yamame |
しくしくしく |
Kanako |
戯れで邪魔するな この害虫が |
Kanako |
今は一刻を争う事態なのです |
Yamame |
しくしく……ひもじいです |
Kanako |
……判ったすぐに食べ物用意してやる |
Kanako |
良かったな、相手が私で |
Kanako |
諏訪子だったら 蜘蛛なんてひと呑みだったよ |
Stage 2
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「過去のエネルギー」 | |
Kanako |
やはりそうか |
Kanako |
融合炉の調子が おかしいと思ったら |
Kanako |
炉に原油が流れ込んでいる |
Kanako |
このままでは不純物が溜まって 廃炉になってしまう…… |
Kanako |
そこにいるのは何者だ! |
Kanako |
ああ、霊夢 わが核融合炉に何かご用? |
Reimu |
地上で起きている異変について 調査をしていてね…… |
Kanako |
…… |
Reimu |
地底から石油という黒い水が 湧いてきて困っているんだけど |
Kanako |
……へえ |
Reimu |
旧地獄の鬼が言うには 石油は最下層に近い部分にあるとか |
Reimu |
最下層に行くにはここから しかいけないって |
Reimu |
何か聞いてない? |
Kanako |
……いや、何も |
Kanako |
霊夢が石油の調査? これは人為的な異変なのか? |
Kanako |
だとしても、今すぐに霊夢に 行かせるのは危険だ |
Kanako |
今は灼熱地獄が 暴走状態にある |
Kanako |
しらばっくれて追い返すか |
Kanako |
石油が湧いているというのも 初めて聞いたわ |
Kanako |
核融合炉は石油のような 化石燃料を必要としないし |
Kanako |
そんなもの無くても燃え続けるからね |
Reimu |
え? 燃える? 石油って燃えるの? |
Kanako |
え、知らなかったの? |
Kanako |
石油は燃え続けるわよ とんでもなく |
Reimu |
た、大変だ そんな物が地上のあちこちに…… |
Kanako |
と言うわけで、すぐに地上に戻って 除染作業したほうが良いんじゃない? |
Kanako |
核融合炉は石油を必要としない クリーンな施設ですので |
Reimu |
い、いやしかし 地下深くに原因があるって情報も有るし |
Reimu |
ここからしか最下層まで 降りられないと…… |
Reimu |
ん? ところで核融合炉って 何で燃え続けているの? |
Kanako |
水素原子の核融合です 急になんですか? |
Reimu |
そうだわ |
Reimu |
無知には判らないと 思って舐められてたわ |
Reimu |
核融合って石油のことでしょ |
Reimu |
だから地下深くに炉があるんでしょ? 石油がある層の近くに! |
Kanako |
…… |
Kanako |
案外、鋭いね |
Kanako |
だとしたらどうする? |
Reimu |
ここを破壊して埋め立てて 石油の流出を止めてやる! |
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Kanako |
そうか 本気のようだな |
Kanako |
これより地下は霊夢でも危険だから 適当に追い返そうと思ったのだけど |
Kanako |
本気で追い返さないと 失礼に当たるね! |
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Kanako |
もう何も言うまい |
Kanako |
そこまで本気なら行くがいい |
Reimu |
え? あんたを倒したら終わりじゃないの? |
Reimu |
てっきり、石油を掘り出しているのは 核融合炉の為だと |
Kanako |
それは誤解よ |
Kanako |
私も石油の事に関して 調べてたの |
Kanako |
この石油の貯留層には とんでもなく不吉な秘密が隠されている |
Kanako |
正直、霊夢の手に負える 相手では無いと思ったの |
Reimu |
なる程、それで 私を止めようと…… |
Reimu |
余計なお世話よ じゃあね! |
Stage 3
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「石油王」 | |
Kanako |
旧地獄には石油が湧いていないようだな |
Kanako |
嫌な予感が的中したか…… |
Kanako |
霊夢を騙して利用してるようで 悪いけど…… |
Kanako |
無事に灼熱地獄を通り抜けて 異物を排除してくれていると良いな |
Kanako |
ん? |
Kanako |
こ、これは石油!? |
Kanako |
予想では地獄には石油は 湧いていない筈だ |
Kanako |
出てこい! 誰の仕業だ? |
Joon |
ごめーんごめーん かかっちゃった? |
Kanako |
……貧乏神と疫病神だと? こんな旧地獄で何をしている |
Shion |
もう、貧乏神って呼ばないで |
Joon |
浴びるくらい石油が 集まっちゃってねー |
Shion |
これからは富豪神って呼んで |
Joon |
地底ならもっと石油が取れると 思ったんだけど |
Joon |
そうでも無いんで 温泉で豪遊しようかな |
Kanako |
……お気楽なこって |
Kanako |
その強欲が周りに迷惑を掛けて いる事も知らずに |
Kanako |
だから疫病神はいつまで経っても 疫病神なのよ |
Shion |
僻め僻め 貧乏人め |
Joon |
持てる者と持たざる者の差って奴を 見せつけてやる |
Joon |
かかってこい 貧者の蛇神よ! |
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Joon |
石油も使いこなせない原始人が中々やるな! |
Joon |
ノッて来た!燃えてきたぜ! |
Joon |
覚悟しろ!石油王の真価を見せてやる! |
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Joon |
何故だー |
Joon |
石油も使いこなせない 原始人の癖に |
Kanako |
当然の結果ね |
Kanako |
核融合も使いこなせない 化石人に負けるもんか |
Kanako |
この石油を喜んでいるのは お前達だけよ |
Kanako |
時代後れなのよ |
Joon |
そんなこと言ったって 地底にいるって事は |
Joon |
お前も石油が目当てなんだろ? |
Kanako |
……まあ、ある意味そうかもね |
Kanako |
ただ、私の方は石油は 程々あれば十分 |
Kanako |
クリーンな核融合炉が あるからね |
Shion |
ねえねえ、核融合炉って さっきのあれ? |
Joon |
クスクス、そうだろうね |
Joon |
あはは、可哀想に |
Kanako |
どういう意味? |
Joon |
ふふふ、ご自慢の核融合炉、か 笑いが止まらないわ |
Stage 4
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「青暗い核融合炉」 | |
Kanako |
……何だこれは!? |
Kanako |
貧乏神達の仕業か? |
Kanako |
いや……あいつ等は石油に夢中で こんな嫌がらせをする意味は無い |
Kanako |
そもそもこんな大量の水は 何処から持ってきたのか? |
Kanako |
尋常な手段では 核融合炉の火は消せないが |
Kanako |
こんな事が出来る能力者なんているのか…… |
Kanako |
そこに居るのは誰だ!? 隠れてないで出てこい! |
Minamitsu |
どけどけーい! ボサッと突ったってるな! |
Minamitsu |
って、おおっと 貴方は……! |
Kanako |
舟幽霊か |
Kanako |
なる程な、命蓮寺の仕業だな? 舐めた真似しやがって |
Kanako |
余計な仕事を増やした責任は お前の溺死だけでは済まされないぞ! |
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Kanako |
核融合炉を水没させて 一体どういうつもりだ |
Minamitsu |
すみません! |
Minamitsu |
相談無しでこの様な事を してしまい申し訳ございません |
Minamitsu |
緊急事態だったのです 後で元に戻すつもりでした |
Kanako |
ふふ、素直でよろしい |
Kanako |
この程度の水、すぐに戻せる |
Kanako |
私がお前に訊いているのは 目的は何か、と言うことよ |
Minamitsu |
はっ |
Minamitsu |
……黒い水の噴出が命蓮寺を 汚染していて |
Minamitsu |
その原因を突き止めた聖様が 核融合炉の水没鎮火を計画しました |
Minamitsu |
黒い水は核融合炉の下の 旧灼熱地獄の更に下の…… |
Minamitsu |
旧血の池地獄から湧いているのだと |
Minamitsu |
そこに向かう為に一時的に 水没させました |
Kanako |
……旧血の池地獄! |
Kanako |
やってくれたな |
Minamitsu |
すみません! |
Kanako |
いや、最高の情報をありがとう |
Kanako |
白蓮には感謝していると 伝えてくれ |
Stage 5
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「地獄に落ち続ける滝」 | |
Kanako |
……凄い 灼熱地獄が冷却化している |
Kanako |
どうやってこれだけの水量を? |
Kanako |
幻想郷が保有している水量を 超えている気もするが…… |
Kutaka |
これはまた大きな仕事になりそうね |
Kutaka |
これじゃあ、三途の河ならぬ三途の滝ね |
Kanako |
誰だ? |
Kutaka |
私は庭渡久侘歌です 異界との往来を見張っています |
Kutaka |
貴方は? |
Kanako |
ニワタリ神でしたか これはこれは…… |
Kanako |
失礼、私は八坂神奈子 山の神です |
Kutaka |
三途の河底に穴を開けたのは 何故ですか? |
Kanako |
ほほう、三途の河底…… なる程、三途の河なら無限の水量がある |
Kutaka |
これを利用して、地獄へと 行こうというのですか? |
Kanako |
これをやったのは 私ではないけど…… |
Kanako |
そんなことは貴方には 関係無いわね |
Kanako |
私はこれを利用して地の底へと 向かおうとしているんだから |
Kutaka |
いくら山の神とはいえ 勝手な真似は許しません |
Kutaka |
ここから立ち去って貰います! |
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Kutaka |
このまま落下し続けては大変な事になる! |
Kutaka |
本気で追い返さないと! |
Kutaka |
見捨てられた最悪の地獄に 辿り着いてしまう前に! |
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Kutaka |
はあはあ 強い、強すぎる |
Kanako |
この水も、灼熱地獄を 一時的に冷やす為で |
Kanako |
石油の汚染を阻止するために 旧血の池地獄へ向かうだけです |
Kanako |
ニワタリ神の正式な 許可を願います |
Kutaka |
そうなんですか…… |
Kutaka |
まあ、問題ないでしょう 悪意はないとお見受けしました |
Kutaka |
ただ、これより下にあるのは 地獄の悪意が込められた場所です |
Kutaka |
本物の地獄とも言えるような 救いのない場所ですよ |
Kutaka |
生半可な覚悟では行かない方が 身のためですよ |
Kanako |
勿論、承知の上です |
Kanako |
不測の事態が起きない限りは…… |
Stage 6
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「呪われた液体の真の姿」 | |
Kanako |
……石油だ 石油の海だわ |
Kanako |
ここは旧血の池地獄だと 聞いていたのに…… |
Kanako |
いつの間にこんなことに |
Yuuma |
……また石油泥棒が来たか |
Yuuma |
この石油は我々剛欲同盟の 切り札になるんだ |
Yuuma |
地上の奴に一滴たりともやらんぞ |
Kanako |
何者だ? |
Yuuma |
そんなのどうでも良いだろ |
Yuuma |
さっさと出て行け 石油泥棒! |
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Kanako |
まだ本気を出していないようね |
Yuuma |
クックック 沢山動いたら腹が減るからな |
Kanako |
ところで、つい最近 人間が来なかった? |
Yuuma |
ああ、来たよ |
Yuuma |
博麗霊夢って奴だな |
Yuuma |
灼熱地獄の上昇気流で 送り返してやった |
Kanako |
それは良かった |
Kanako |
ところで名前を 聞いてなかったわね |
Kanako |
私は八坂神奈子、山の神です 貴方は? |
Yuuma |
饕餮尤魔 いずれ畜生界の王になる者だ |
Kanako |
畜生の王ですか それはそれは……失礼しました |
Kanako |
ここに石油が溜まっているとは 聞いていなかったんだけど |
Kanako |
どういうことかしら? |
Yuuma |
クックック 礼儀正しい奴は嫌いじゃない |
Yuuma |
教えてやろうか? |
Yuuma |
この黒い水は、な 本当は石油では無い |
Kanako |
でしょうね…… |
Yuuma |
クックック…… 面白くなってきた |
Yuuma |
目を凝らせ 真実が見えてくるぞ |
Stage 7
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Yuuma |
あっはっは! |
Yuuma |
血の池地獄には憎悪にまみれた 有機物が無限にある! |
Yuuma |
これら全てが燃料になるんだ! 笑いが止まらないぞ |
Kanako |
これが黒い水の正体か |
Kanako |
やはり、血液じゃないか 石油は地球の血液とも言うが…… |
Kanako |
眠っていた旧地獄の血の池を 掘り起こしてしまったようね |
Kanako |
地上にあふれ出したのは 呪われた血液の目覚めなのか |
Kanako |
大変な事になりそうだ…… |
Yuuma |
何を怖がっている |
Yuuma |
元来、石油というのは 生物由来の生成物じゃないか |
Yuuma |
生命の恐怖、哀楽、憎悪、怨嗟の 全てがこの液体の正体なんだよ |
Yuuma |
こんな呪い極めた石油を 有効利用しない手はないだろ? |
Yuuma |
さあ、秘密を知ったところで お前には仕事がある |
Yuuma |
お前も有機物として |
Yuuma |
もがき苦しんで 石油の一滴となれ! |